第二新卒者が転職活動をし始めて感じるのは、「あれ?全然いい企業が見つからない…」といった絶望感ではないでしょうか?ハローワークに行っても離職率の高そうな求人情報が多いですし、転職サイトを使ってもようやく探し当てた優良企業は「社会人経験3年以上」のような条件を突き付けてきます。
「短期離職したような第二新卒はホワイトな企業に転職できないの…?」
いえいえ、そんなことはありません。公務員を4ヶ月で辞めた日東駒専レベルの私でも、納得のいく会社に転職することが出来ました。とは言っても、どんな企業にも転職ができるわけではありません。第二新卒には第二新卒なりの転職の方向性があります。
そこで今回は、短期退職をして職歴に傷が付いた第二新卒の私でも、ブラック企業以外に転職できた方法を、体験談と共に紹介していきたいと思います。この方法が必ずしもあなたに適しているかは分かりませんが、参考にはなるでしょう。
短期離職した第二新卒は中小企業への転職を目指す
あわよくば大手企業に転職したい気持ちもあるでしょうが、ここでは大手企業に転職する考えを捨ててください。なぜかというと、大手企業は新卒ばかりを採用する傾向にあるからです。私の場合は選考に応募しても1次面接すら受け付けてもらえないことがありました。
中小企業は若い人材が喉から手が出るほど欲しい
第二新卒を経験した人なら分かると思いますが、第二新卒という人材は中小企業からとても需要があります。その理由は、中小企業には人材不足なところも多く、少しでも若い人材を従業員として招き入れたいと考えているからです。
本来なら中小企業も大手と同じで新卒が欲しいと思っています。しかし、知名度の少ない中小企業はいくら実績が高くとも人材が集まってきません。仮に新卒が来てくれて内定をあげたとしても、のちに内定を辞退されることも少なくありません。だから必然的に人材不足に陥ってしまうのです。
すると、中小企業は求人サイトに助けを求めます。少しでも若い人材を手に入れようと頼み込むのです。そうして第二新卒に需要が生まれます。そのため私のような短期退職した者でも転職することが出来ました。
中小企業でもホワイトな会社はたくさんある
「中小企業」という言葉を聞くと未だに「ブラックだ!」と決めつける人がいるようですが、これは非常に短絡的な人の考えです。実際には優良中小企業はたくさんあります。
あとはどうやってこの「優良中小企業」を探し出すか、です。
私はハローワークも使いましたし、リクナビNEXTも使いましたが、最終的には転職エージェントのサポートのお陰で希望する企業を見つけることが出来ました。特に私が「いいな!」と思ったのは、求人はどれも最低限の福利厚生を完備している会社だったという点です。
求人情報だけではどうしても企業の働きやすさ・内部環境まで把握するのは困難なので、転職エージェントを使って優良求人を教えてもらいましょう。
まとめ
第二新卒専用の求人サイトには、あなたと同じような境遇の人が集まります。だから、当然これらの求人サイトに求人情報を出す企業は、多少職歴に傷が付いていても「それでも若い人材が欲しいから」と受け入れてくれる傾向にあります。
もちろん、退職理由などは聞かれることも多いですが、しっかり説明さえできれば極端に不利になることはないのです。
短期退職した第二新卒は、「どんな企業なら自分のことを受け入れてくれるだろう?」と現実的に考えて、その中でも最良の企業を見つけてください。