ニートを長年やっていると、「もう大手企業に就職することは出来ないんじゃないか…」と諦めムードに陥ってしまうものですが、この感覚はあまり間違っていません。
確かに、ニート歴が長い人は大手企業から相手にされることはほとんどないと思っています。ただ、ずっと大手とは縁遠いのかというと、そうでもないのです。
そこで今回は、ニートと大手企業との関係と、ニートでも大手企業への就職チャンスはあることについて書いていきたいと思います。
ニートはいきなり大手企業に就職することは出来ない
ニートといっても、以前どこかの企業に勤めていて、アピール材料(職歴など)のある人は大手でも通用するかもしれません。
しかし、まともに社会人を経験していない人や、これまでアルバイトくらいしかしたことのないようなニートは、第一印象からして良くありません。
さらに、大手企業は多くの人材が面接を受けに来るので、よっぽど即戦力がない限りニートが採用される可能性は低いのです。
実際、ほとんど職歴のない私が転職活動をした時も、人材紹介会社の専属アドバイザーさんから「大手の求人はないよ」と言われていました。やはりトップクラスの企業を狙うにはそれなりにスキルがないと無理そうでした。
ニートが大手を狙うなら段階を踏むべき
どうしても大手企業に入社したいと考えているなら、まずはニートでも受け入れてくれるそこそこの企業を見つけて入社し、確実に経験を積むべきです。
中には「一度就職してしまったら、もう一生そこで働き続けることになるのでは…」と不安になる人もいますが、世の中には転職する人は数多くいます。
こう言い切れるのは、私の転職先に勤めている人の90%がよそからの転職者だったからです。この事実を知った時は、「こんなに転職する人っているんだ」と驚いたものです。
しかし、逆に希望も持つことが出来るようになりました。もし勤めている職場に納得が行かなければ、また転職してもいいんだと思えるようになったのです。そう思えば気持ちが楽になりますし、ビジネススキルを習得するために今を全力で頑張ろうとも思えました。
こうしたことから、現在は能力のないニートでも、まず働ける職場で着実に実績を作ることで、のちのち大手企業への転職を目指すことも出来ると言えるのです。
ニートが正社員に復帰する時の会社選びが重要になる
段階を踏めばニートでも大手企業に就職できる可能性はありますが、その過程がとても重要です。しっかりとした中小企業で実績を作れなければ将来的に転職は難しくなります。
特に、会社選びを間違えてしまってブラック企業に就職してしまえば、過酷な労働が待っていますし、すぐに辞めるにしても職歴に傷がついてしまうことに変わりはありません。
そこでニートがこれから就活を始める時には、自分一人で判断しないことが重要です。
どういうことかというと、自分だけで企業を決めて、自分だけで選考・面接の対策をするのではなく、人材紹介会社のアドバイザーさんやハローワークの従業員にアドバイスを求めるということです。
例えば、「第二新卒エージェントneo」など20代向け求人サイトを利用すると、専属のアドバイザーさんが最初から最後まで無料でサポートしてくれますが、このように第三者と2人3脚しながら就職活動をすることで自分に合った企業が見つかりやすいですし、負担も減ります。
また、私の場合だと、アドバイザーさんとの模擬面接で自分の弱点(人間味がない)に気付くことが出来たのでとても良かったと思っています。
そのため『20代の若者向け求人サイト』で紹介しているような、すでにあるサービスを積極的に利用していくことが成功への近道だと思っています。
まとめ
現在ニートをしていて、自分で能力が低いと自覚しているのであれば、素直に既存の人材紹介会社サービスを利用していくべきです。
そして、着実にビジネススキルを身に着け、有利に社会の中で立ち振る舞えるように成長していきましょう。