≫当サイトお役立ち記事ピックアップまとめ≪
PR

既卒が就活するにしても妥協はなるべくしないほうがいい

この記事は約7分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

大学卒業後どこにも就職したことがない「既卒」と呼ばれる人は、就職活動が難しいと思われがちです。なぜなら、既卒の多くは新卒時の就活がうまくいかずに挫折していたり、面倒くさがってまともにやっていなかった人だからです。

 

そして、就活に消極的な既卒者は「就活に妥協は必要なのでは…?」「既卒者がわがまま言ってはいけないんじゃ…?」と考えたり、志望順位の低い企業から内定をもらった時でも「どんな企業でも既卒に内定をくれるだけありがたいから入社しよう」と思ってしまいます。

 

しかし、20代前半で転職を経験した私から言わせてもらうと、妥協はあまりするべきではないと考えています。

 

そこでこのページでは、既卒が妥協するべきではない理由や妥協の問題点、どんな就職活動をすればいいのかを紹介していきます。

既卒と妥協

既卒でも妥協はするべきではない

たとえ既卒だとしても、就活は妥協するべきではありません。妥協は後悔の前触れです。

 

妥協には色々とあると思います。

  • 「もうこれ以上就活したくないから入社できるならどこでもいい!」
  • 「あんまり乗り気じゃないけど、せっかく内定もらえたから試しに入ってみようかな…」
  • 「給料は少ないみたいだけどもらえるだけマシ!」
  • 「福利厚生の内容良くないかも…。でもそんなわがまま言ってられない」

 

ただ、妥協する項目が増えれば増えるほど、あとで後悔する可能性が高まります。そして結局、入社してから新たな悩みを増やすことにつながるのです。

「もう就活したくないから入社できるならどこでもいい!」

→十分に企業研究もせず選考に進み、自分でもよく分かっていない企業へ入社。しかし、その後「残業多い」「給料少ない」「休日出勤が多い」「こんなの生き地獄」などのような不満を言い始め、あんなに嫌がっていた就職活動を再度することになります。

「あんまり乗り気じゃないけど、せっかく内定もらえたから試しに入ってみようかな…」

→どんな企業かよりも、内定をもらえたことを重視し、妥協して入社。しかし、いざ働き始めるとやはり期待外れで不満は募るばかり。しかしすぐに会社を辞めると職歴に傷がつくので辞めるに辞められず。

「給料は少ないみたいだけどもらえるだけマシ!」

→少しでも早く自立して生きていく力を得たいと思い、給料が他の企業より少ないにも関わらず入社。しかし実際に「給料が少ない」「昇進しても給料があまり増えない」「このままじゃ将来が不安」といったことを実感すると、「やっぱりもっとじっくり就職活動しておけば良かった…」と後悔します。

「福利厚生少ないかも…。でもそんなわがまま言ってられない」

→福利厚生はとても大事で、充実していない企業なんかはボーナスが給料以下であったり、現金でないこともあります。また、手当てが少ないほど自分のお給料からの出費が増えることになるため、手元にお金が残りません。

 

就活する時に妥協をすると、入社する前はよくても入社後に不満な点が目に付くようになり、後悔が残ります。完全に妥協しないことは難しいですが、それでもなるべく妥協を減らすことは重要です。

妥協の問題点。あなたのそれは本当に妥協か?

妥協を考えるほとんどの人が、将来のことを顧みていません。どういうことかというと、将来自分がどんな状況に置かれるのかをよく考えていないということです。

 

妥協を考える人はそんな将来のことより、今の現状を打破したいと必死なのです。「このままではダメだ!」「早く就職しないと!」「すぐにでも無職状態から脱したい!」と、とにかく焦っています。

 

しかし、これは妥協というより就活からの逃げです。就活がしたくないし、面倒で、向き合いたくないから早く就職したいと焦っています。

 

また、「既卒者とまともに取り合ってくれる企業なんてない」とも思っています。これについては完全なる誤解です。既卒者を欲している会社もあるくらいなので、この点に関しては諦める必要はありません。

妥協をしないとはどういうことか?

私が思う「妥協をしない」とは、その仕事をしたいと思うか?・将来性があるか?・最低限の福利厚生はあるか?、です。

 

まず、会社に入れば仕事がメインとなるので、少しでも「やってみたい!」という気持ちがなければ選ぶべきではありません。苦痛な作業を毎日するなんて考えただけで気分が暗くなります。

 

また、やりたい仕事ならば長く続いてほしいですし、そのためにも企業の将来性は大切です。

 

そして、自分の時間を切り売りして企業のために働く代わりに、企業にはある程度守ってもらうべきです。そのためにも最低限の福利厚生は完備してもらわなければなりません。

妥協を減らした私の転職方法

私の場合は第二新卒として転職活動を行ったのですが、この方法は既卒の人にも通じる点がたくさんあると思っています。

やってみたいと思える仕事を探すために

まずは会社を多く知るために、転職サイトに登録して、求人を出している会社をいくつも見ます。これは基本中の基本です。

 

ただし、既卒の場合は、既卒でも選考を受けられる企業を探さないことには意味がありません。そのため、がむしゃらに企業を探していては時間の無駄になってしまいます。

 

そこで、既卒者をサポートしてくれる求人サイトをお勧めします。こうした求人サイトには20代の若者を専門的に支援するものがあり、私はこうした人材紹介会社を通して、若者を採用したいと思ってくれている企業を何社も探しました。

 

いくつも見ていくと、「やってみたい!」と思える仕事もあれば、「ここはちょっとな…」と思うところもありました。

 

また、「興味がある!」と思って最終面接まで行っても、社長や会社の雰囲気が合わないと感じた時は専属アドバイザーさんに辞退の旨を伝えたこともありました。

 

そして結果的に、妥協を減らすことで納得のいく第一志望の企業に転職するが出来ました。そういった経験から、既卒なら、既卒を採用する考えのある企業に出来る限りたくさん触れ合うことが大切です。

将来性のある企業を探すために

将来性があるか?業績が安定しているか?は、会社の設立年月日や事業内容・事業数を見れば分かることもありますが、「現状はどうなのか?」というリアルタイムな情報はなかなか手に入りません。

 

そこで私は求人サイトの専属アドバイザーさんに、「この会社は今後どういった展望があるのか?」「業績はどうなのか?」を質問していました。アドバイザーさんは実際に企業に足を運んで職場などを見ているので、内情をよく知っています。

 

自分から積極的に質問してよりよい企業を探すようにしましょう。

最低限の福利厚生を備えた企業を探すために

これについては、自分で求人情報をよく読めば把握することが出来ます。

 

が、最近恐ろしいのは、人手不足であるがために嘘の求人情報を公開して求職者をおびき寄せている企業が増えてきていること。だから私は、どんな企業でも求人を掲載できてしまうハローワークはメインで使いませんでした。

 

この部分の対策はやはり若者向けの求人サイトを使うことで解決できます。こういった民間の人材紹介会社は、質の悪い求人を紹介してしまうと評判に傷がついてしまうので、どうしても一定のレベルをクリアした求人しか紹介出来ません。

 

また、実際に「離職率の高い求人は紹介しない」「最低限の福利厚生を完備していない企業は紹介しない」と公言しているので、ある程度は安心出来ます。完全に信じてしまうのもいけないとは思いますが、それでもこのようなサービスを駆使して、少しでも悪い企業を回避することは利口な方法でしょう。

まとめ

既卒には既卒に相応しい就職活動の方法があります。それを知っているのと知らないのとでは大きな違いです。

 

そして、専属アドバイザーさんのサポートをうまく使って自分から積極的にリサーチを行い、心の底から入りたいと思える企業をなるべく多く見つけましょう。そうすれば無理に妥協をする必要はなくなります。