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新卒を逃した既卒でも就職できることを知ってほしい

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どこにも就職しないまま大学等を卒業してしまうと既卒として扱われます。すると既卒者の中には、「もうどの企業にも就職できないんじゃないか…?」と不安になってしまう人がいます。

 

確かに、ほとんどの大企業は新卒のみを採用する傾向にあり、既卒が簡単に就職することは難しいです。また、既卒者も、大学在学中に就職できなかったという負い目を背負っているため、ネガティブ思考に陥りがち。

 

だからといって、「既卒者はもう派遣社員のような非正規社員になるしかないんだ…」「地道にアルバイトをして生活費を稼ぐしかないんだ…」なんて思う必要はありません。私は、最初に就いた職をたった4ヶ月で辞めて一度ニート状態になりましたが、そんな不利な状況からでも正社員になることが出来ています。

 

そこで今回は、新卒を逃してしまった既卒者でも無事就職できる方法を解説していきます。私の体験談に沿って説明していくので、再現性もあり、あなたも実行できる方法です。是非参考にしてみましょう。

「既卒者は就職できない」という思い込み

既卒者の多くは、「新卒という就職に有利な称号を逃してしまったら、一気に就職に不利になってしまうんじゃないの…?」「大学在学中に就職できなかった人材なんてどこも求めてないよ…」「もう人生終わったわ…、ハイ、オワタ♪」のように思ってはいないでしょうか?

 

この考え方は半分正解で半分間違っています。

 

どういうことかというと、既卒は大手企業からはほとんど求められていません。大企業・有名企業は、その知名度により、毎年大量の新卒から応募が殺到します。なので、全く人材には困っていないのです。だから既卒者がいくら大手企業へ選考の応募をしても、相手にもされません。

 

対して、中小企業は既卒者大歓迎です。中小企業は大手企業と違い、全くと言っていいほど知名度がありません。そのため、新卒が集まりにくく、毎年人材不足に陥って困っています。

 

ここで、「あーあ、既卒は結局ショボいブラック中小企業にしか就職できないのか…」なんてことを考えてはいけません。この愚かな思考を変えなければ、あなたはいつまでも自分に適した職場を見つけることは出来ないでしょう。

 

私が転職をした時は、どんな企業がブラック企業なのか、自分の中で定義を作っていました。単純な考え方の人は「ブラック企業=中小企業」と考えているかもしれませんが、私の場合は「ブラック企業=建設業界、飲食業界、最低限の福利厚生がない企業、将来性のないビジネスモデルの企業」でした。

 

もちろん、人によってどんな企業をブラック企業とするのか、定義は異なります。ただ、私の場合は決して「大手企業はホワイトだけど、中小企業はブラックだ」とは考えていませんでした。大手企業だとしても、ものすごく残業が多く、有給休暇も自由に取れない会社はたくさんあります。実際、私の友人にそういった環境の人がいますから間違いないです。

 

だとすれば、既卒者は就職しやすい中小企業に狙いを定め、中小企業の求人をよく見比べてより良い会社を発見することに注力するべきなんです。

既卒者が就職できる明確な理由

既卒者が就職できる明確な理由があります。それは、「若いから」と「内定後すぐに入社させることが出来るから」です。

「若いから」

こんな言葉を聞いたことはありませんか?

 

「30代後半から40代にもなると転職はほぼ不可能になる」

 

なぜか?その理由は、年齢が高いと扱いにくく、また、働ける期間が少ないので会社へ利益をもたらす期間も減るからです。ある程度年齢の高い人を雇う時、給料はある程度その年齢に合ったものを支給しなければなりません。それでいて、定年までの期間は短いので会社の利益に十分貢献できるかも疑問です。要するに効率が悪いのです。

 

それならば、若い人材を一から育ててしっかりと働いてもらったほうが会社にとって利益になりますし、将来会社を支える人材にもなりやすいので効率的です。

 

だから、既卒者の持つ若さは中小企業からとても需要があると考えておきましょう。

「内定後すぐに入社させることが出来るから」

中小企業は、人材が欲しいと思ったらすぐに欲しいのです。大手企業のようにたくさんの従業員がいるわけではないので代わりがいないですし、人材不足に気付いた時には早急に人を補充する必要があります。新卒に内定を出して4月1日まで待っている余裕なんてないのです。

 

だからこそ、中小企業は既卒者を欲しがります。既卒者はすでに学校を卒業しているので、内定を出せばすぐに入社させることが可能ですね。私の場合も、内定が出てから約1ヶ月後に中小企業に入社しましたし。

 

このように、既卒者は中小企業のピンチを助ける存在でもあるのです。

既卒者が就職するためにできる施策

では、既卒者はどのようにして中小企業の求人を探せばいいのでしょうか?

 

私がおすすめする方法は、従業員数を目安に会社を探す方法です。具体的に言うと、だいたい従業員が100~500人規模の会社を探すようにします。この人数は絶対ではありません。しかし、私が実際に転職活動をしてみて感じたことは、これくらいの規模の会社でもしっかりとしたビジネスモデルを構築しているところはたくさんあるということ。

 

安定した生活を求めるのであれば、大手企業に注目するのもいいですが、それよりもビジネスモデル(どんな企業と取引を行っているか、その事業は社会に需要があるか、など)に注目したほうがいいと思っています。これが、本質ではないでしょうか?

 

ニュースを見ていると、有名企業だって結構な希望退職(リストラ)を行っていますよ。「大企業だから絶対安全」とは言えないということです。

 

また、使う求人サイトですが、既卒など若い人材しか利用できない求人サイトを使うことをおすすめします。専属アドバイザーさんが親切で最後までサポートしてくれますし、求人も優良中小企業がたくさんありました。

 

私は経験上、ハローワークは全くおすすめしないので、こうした求人サイトのサービスを積極的に利用したほうがいいと思っています。

まとめ

既卒者が就職に有利とは言いませんが、やり方・考えようによっては十分正社員になることはできるのです。

 

あと、絶対に正社員になったほうがいいです。派遣社員や契約社員、アルバイトなどの非正規雇用だと、社会保障や福利厚生、ボーナスがなく、給料も少ないので確実に生きづらいと思います。しっかり稼がなければマイホームも買えませんし、男性なら経済力がなければ結婚も難しくなります。

 

既卒でも就職できるのは間違いないので、あとはあなたが何をするか、どんな行動を取るかです。