多くの既卒は就職活動の時に、学校卒業後のブランクをどう説明したらいいのか悩むと思います。なぜなら、ブランクのことを聞かれてもほとんどの人は大したことをしておらず、説明のしようがないからです。
自慢できる資格を取ったわけでもなければ、ボランティアに行ったわけでもない。そういった人は面接官から「この空白期間は何をしていたのですか?」と質問されても詰まってしまい、結果、選考を落されます。
かといって、いつまでもうまく説明できないとなると、どの会社の面接官からも納得してもらえず、内定を獲得するのは難しいまま。だから既卒の人は面接に行く前にしっかりとブランクの内容を練っておく必要があるのです。
そこで今回は、面接官に納得してもらえるブランクの説明の仕方を解説していこうと思います。納得してもらえるブランクの説明には4つの要点があります。それぞれ確認していきましょう。
ブランクの説明に必要な4つの要点
面接官が既卒者にブランク(空白期間)を質問する時は、主に以下の4つのポイントに集中します。実際、私と一緒に集団面接をしていた人もこれらのことを集中的に聞かれていました。なので、まずは以下の要点を自分でまとめられるようにしましょう。
1.既卒になった理由
多くの面接官は、なぜあなたが新卒の時に就職せず、既卒になってしまったのかを聞きたがります。
- 公務員試験にチャレンジし続けるも、失敗してしまったからなのか?
- 新卒時に何度も企業の選考を受けていたが、どこからも内定がもらえなかったのか?
- 何か信念があって既卒になったのか?
- 特にやりたいことが見つからずに就職しなかったのか?
- 働くのが嫌で就職しなかったのか?
ただ、ここは正直に答えていい部分です。
中には、面接官から良いイメージを持ってもらうために嘘を付こうと考える人がいますが、無理をして作り話はしないほうが良いです。「なぜあなたは既卒なのか?」については面接官は深くまで突っ込んでくるので、ヘタに嘘を付くとその後の答え方が不自然になったり、ボロが出て失敗します。
ブランクの説明で最も重要なのは以下の2~4の要点です。なので、既卒になった理由はシンプルに考えましょう。
2.既卒になった今の反省点
「こんな理由で既卒になりました!」
それだけで面接官はあなたのことを納得してくれません。面接官は最終的に、会社の力となり得る人材を欲しがっています。成長の見込みや意欲、考える力がない人間は全く魅力的には映らないのです。
例えばの話。
あなたは小学校の先生だとします。
ある日、宿題を忘れてきた生徒が2人いました。A君はただ「友達と遊んだら疲れてしまったので宿題できませんでした」と言い、B君は「友達と遊んだら疲れてしまったので宿題できませんでした。今度からは遊ぶ前に宿題をするよう心掛けます」と言いました。
さて、A君とB君、どちらが成長したと思えるでしょうか?これは明らかに、過去の過ちを反省し、改善方法を考えたB君のほうです。要するに、同じミスでも反省するかどうかで印象はだいぶ変わってくるということです。
だからこそ、既卒であるあなたは今の現状を反省し、次に生かそうとする意欲を見せなければなりません。ただ「反省」と言っても、弱気に反省するのではないですよ。客観的(冷静)に自分を分析して、どんな行動・思考がいけなかったのか、今後はどのようにしていきたいのかを示すのです。
そうすることで面接官はあなたを見直しますし、成長性があると認識してくれます。
3.現状を打破するために努力していること
自分の反省点が分かり、「これからは○○を心掛けます」と言っても、行動が伴っていなければ意味がありません。
そこで、あなたは反省したことを改善するために今何を努力しているのかを説明するべきなのです。これが言えるか言えないかで説得力がかなり変わってきます。
資格のために勉強しているのか、本を読んでるのか、アルバイトで弱点を補おうとしているのか。考えてみましょう。
4.今努力していることは今後役に立つのか?
これまでの反省を活かして今努力していること、それは今後の仕事に役に立つことですか?選考に進む会社では役に立つスキルなのでしょうか?また、役に立つとしたらどんな仕事の場面で?
これらを具体的に説明することが出来れば、面接官はあなたのことを“即戦力になり得る人材”だと思ってくれます。このあたりは企業研究などをしておかないと、なかなか具体的に答えるのは難しいので、
↑のページで説明している企業研究の方法を参考にしてみてください。
まとめ
それでは改めて上記の事柄をまとめてみます。
【ブランクの説明に必要な4つの要点】
- 既卒になった理由
- 既卒になった今の反省点
- 現状を打破するために努力していること
- 今努力していることは今後役に立つのか?
別に輝かしい栄光を話す必要なんてありません。そもそも既卒のことを「新卒の時に就職できなかった人」だと思っている面接官も多いですから。最初から評価は低めなんです。だから既卒はそれ以上評価を落さないために、反省と努力をしっかりと示す必要があります。