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既卒はブラック企業に就職するしか道はないのか?

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「既卒は新卒とは違って厳しいよ!」

「既卒にはブラックしかない!」

 

このように、既卒の就職活動は難しいとよく言われます。新卒の時にはどんな企業の選考にもチャレンジできる特別な立場にありましたが、ひとたび既卒になってしまえば、もうそんな後ろ盾はなくなってしまうのです。

 

すると、多くの既卒者は不安や恐怖を抱え、「もう就職すること自体不可能なんじゃ…」「親元を離れて自立することは出来るの…?」「将来ホームレスなんて嫌だよ…」「どうしてこんな人生になってしまったのか…」と悲観的なことしか考えられなくなってしまいます。

 

では本当に既卒は就職が難しいのでしょうか?就職できたとしてもブラック企業しかないのでしょうか?

 

そこで今回は、既卒とブラック企業との関係や、ブラック企業を避けるための施策を紹介していきたいと思います。

「既卒はブラックしかない」と言われる理由

既卒の人は「もう既卒は甘いこと言ってられないよ!ブラック企業しか残されてないんだから」なんて心にもないことを言われることがあります。

 

しかし、どうしてこんなにも既卒はブラック企業と結びつけられてしまうのでしょうか?考えていきましょう。

既卒=就職を逃したまま学校を卒業した人

まず考えられることは、既卒は、どこにも就職することが出来ずに学校を卒業してしまった人だということ。

 

この時点で、すでに「ミスをした人間だ」と思われがちです。新卒時に真面目に就活をしていなかったか、いくら選考を受けても落とされてしまった残りものか、はたまたどの企業からも人気のなかった人材か…。そういったイメージがあるので、企業によっては新卒しか受け付けない(既卒お断りの)会社も多くあります。これは大手企業によく見られます。

 

人気のある人材は新卒の時に採用されるはずだと考え、既卒には目もくれないのです。すると、既卒が採用されるのは必然的にブラック寄りの企業となってしまうと考えられます。

既卒=目の前の甘い言葉に釣られやすい

多くの既卒者は、現状を打破したいと焦っています。少しでも早く安定した職に就いて、自分の気持ちや周りで支えてくれている家族を安心させたいと考えています。

 

しかし、これが逆に仇となるのです。

 

例えば、ハローワークには「月収35万円」「未経験者大歓迎」「未来の幹部候補生募集!」などと書かれた求人をたくさん目にします。現に私が第二新卒として転職活動をしていた時も、こうした言葉は何度も見てきました。

 

ですが、これらの言葉はよく考えてみると怪しいものばかり。普通の会社であればいきなり月の給料が35万円なんてあり得ないですし、一から教えないといけないような未経験者を積極的に採用しようとするなんて不自然。また、「幹部」なんて言葉は普通の会社では聞きません。

 

それでも窮地に立たされている既卒者の中には、このような言葉に吸い寄せられてしまう人がいます。結果、知らず知らずのうちにブラック企業へ入社してしまい、「求人に書いてあることと仕事内容が全然違う!」などと嘆くことになるのです。

既卒がブラック企業を避けるための施策

ではどうしたら既卒でもブラック企業を回避することが出来るのでしょうか?これには、騙されない意識と、まともな会社の求人を探す方法を知る必要があります。

既卒がブラック企業に騙されないために

ブラック企業に騙されないようにするためには、世の中には人材欲しさに嘘を付く企業もあるということを知ることです。

 

私は以前ニュースで、ハローワークを使って転職をした24歳の男性が、求人に書いてあることと全く違う会社に就職してしまった話を聞いたことがあります。話によると、仕事の内容が全く違ったそうです。

 

結局この人はすぐに退職し、別の会社に再就職できたそうですが、「甘い言葉には気を付けたほうがいい」と警鐘を鳴らしていました。

 

また、最近のネットニュースによると、嘘の求人情報の被害が増えているそうです。原因はズバリ人手不足。少しでもいいことを書いて、人材を集めようとしているのです。

 

以上のことから、企業探しをする時には、甘い言葉を疑うようにすべきです。そして、選考に進む前にはハローワークのスタッフに、「この求人の会社はどんなところか?」としっかり質問することも大切になってきます。

既卒でもまともな会社の求人を探す方法

既卒者がブラック企業を回避するための方法には、人材紹介会社を使うのが最もおすすめです。

 

私も転職する際にメインで使っていたのですが、まず離職率の高い企業や、福利厚生が不十分な企業の求人は弾いてくれているので、安心感があります。というのも、人材紹介会社は無事に転職を成功させないと、企業からお金がもらえないビジネスモデルであり、また、質の悪い企業を紹介するようだと評判に関わってくるので、ブラック企業の求人を扱うわけにはいかないのです。

 

ちなみに、現在は既卒専用の求人サイトもいくつかあるので、求人探しがかなりスムーズに行くと思います。私はこういったサイトを使うことで週に3回ほどの選考をどんどん行い、約1ヶ月で希望の会社から内定を獲得することが出来ました。

 

このように、ブラック企業を回避する方法はあることを知っておくべきです。

まとめ

既卒になってしまうと、とても不安な気持ちになってしまうと思います。「人生こんなはずじゃなかった…」と思うこともあるでしょうし、諦めそうになることもあると思います。

 

ですが、私は転職活動を通して、自分と同じような立場の人間がたくさんいることを知りました。そしてみんな懸命に就職活動を行っていました。

 

だから、今の自分を悲観するのではなく、現状で自分は何をすることが出来るのか?どんな道が残されているのか?を考えてとにかく進んでいってほしいと思います。