「空白期間は就活に不利だ!」
「ブランクがあると転職できない」
巷では、こういったことがよく言われています。
確かに、多くの面接官は空白期間を嫌います。なぜなら、働いていない期間が長い人ほど働く意欲がないと判断せざるを得ないからです。
もし、あなたが面接官で、以下の2人のうちどちらかを採用するなら、どちらを選びますか?
- 8年間コンビニでアルバイトを続けている29歳フリーター
- 以前はコンビニで働いていたが、3年間ブランクのある26歳フリーター
できれば年齢の若い人を採用したいところですが、8年間コンビニを続けている29歳フリーターのほうが働く意欲があり、積極的に働いてくれそうな印象を受けます。
じゃあブランクのあるフリーターは就職できないのか…
いいえ、そんなことはありません。ブランクがあるなら、その不利な状況をカバーできるだけの対策を行えばいいのです。例えば、「空白期間のある理由を前向きな内容にする」など、簡単な方法で大きな効果を得ることができます。
そこで今回は、空白期間に悩んでいるフリーターさんでも、有利に就職活動を進められる方法を紹介していきたいと思います。小技や便利なサービスも紹介していくので、これを読んで理想の正社員を目指していきましょう。
空白期間は履歴書でバレる
企業のほとんどの選考では、事前に書類を提出します。それは例えば、履歴書や職務経歴書、エントリーシートなどです。
こういったものは正直に書く必要があるため、見れば一目瞭然であなたの経歴がバレてしまいます。
だから、もし空白期間があるのなら、しっかり面接対策をしなければなりません。
面接でブランクについて聞かれたら?
面接では、絶対にブランクについて聞かれます。僕も転職活動をしていた頃は、どの企業からも必ず聞かれていました。
ですが、話す内容を「前向き」なものにしていたため、難なく乗り越えることができていました。
例えばこうです。
回答例:
「私がこの期間に働いていなかったのは、自分が何のために仕事をするのか意味を見いだせなかったからです。しかし、以前ニュースで○○ような仕事が○○に貢献しているのを知り、○○について興味を持つようになりました。それから○○について勉強していくにつれ、○○ということを知りました。こうした経験が、○○が出来る仕事を志すきっかけとなりました」
コツは、ネガティブな内容を最小限に抑えること。
空白期間の説明は簡単に終わらせるべきです。なぜなら、こういった後ろ向きでネガティブな内容は人を不快にさせるからです。また、ネガティブな話はすればするほど、あなたの人格もネガティブなものだと判断されやすくなってしまいます。
だから途中から「しかし」を用いて、働く意欲を前面に押し出していきます。
僕はこの手法を使うことで、面接の通過率が格段に上がりました。
嘘をついて墓穴を掘らないために
集団面接でこんな人がいました。
「この空白期間で資格の勉強をしていました!」
勉強をするのはいいことですが、なんとこの方は資格の勉強をしていただけであって、資格は取得していませんでした。要するに結果が出ていなかったのです。
空白期間に何か全力で取り組んでいることがあって、実際に成果が出ていれば、それをアピールしてもいいでしょう。
しかし、具体的な成果も出ていないのに「頑張っていた!」とアピールしても逆効果です。結局この人は面接官から鋭く突っ込まれ、評価を大きく下げていました。
「空白期間で何か努力していればいいだろう」のように安易に考えてはいけません。中途半端な発言は、かえって自分の首を絞めることになります。注意しましょう。
空白期間についてアドバイスをもらう
転職エージェントなどを利用すれば、アドバイザーが一緒にアピールポイントについて考えてくれたり、空白期間について助言してくれます。模擬面接なども実施してくれるので、不安を解消した状態で、自信を持って面接に臨めます。空白期間を不安に思っている人にいいでしょう。
僕が以前、次の就職先に困った時も、アドバイザーが面接対策を手伝ってくれて非常に助かった経験があります。
1人でも積極的に選考にチャレンジしていける人はいいですが、少しでも不安があるなら転職エージェントを利用して、サポートしてもらいましょう。