面接における戦略的な自己紹介の作り方と自己PRとの違い

自己紹介と言えば、就活の面接で一番最初によく聞かれる質問のうちの1つですね。面接の導入部分なので、ここでスムーズに行けるか躓くかで、この後の印象に大きく響いてきます。

 

しかし、自己紹介と聞いて、「いったい何を言えばいいの?」と頭を抱えてはいませんか?また、「自己紹介と自己PRって同じでいいの?それとも違うの?」と悩んでいないでしょうか?

 

就活には「コレだ!」というような完璧な正解は存在しませんが、作戦・戦略を考えることで面接官から聞いてほしい質問を引き出すことが出来ます。要するに、面接官をコントロールするということです。そして、コントロールをするのに打って付けなのが自己紹介だと考えています。

 

このページでは、自己紹介と自己PRの違いについてや、自己紹介の役割・作り方を紹介していきます。私の考えが少しでもお役に立てたら幸いです。

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自己紹介と自己PRの違いについて

自己紹介と自己PRの考え方については、多くの人が様々な意見を出しています。そして、それらを大きく分けると以下の2つとなりますね。

 

「自己紹介と自己PRは別物だ。自己紹介をお願いしているのに、自己PRをする人が多すぎる」

 

「自己紹介と自己PRは同じものだ。面接はアピールをする場なのに関係のないことを言ってどうするんだ」

 

前者は自己紹介と自己PRを完全に個々のものとして捉え、後者は全く同じものとして捉えています。では、私はどのように考えているかというと、前者の考えです。私は、自己紹介と自己PRを別個のものとして捉えるようにしています。

 

自己紹介と自己PRは一見すると似ているのですが、それぞれに別々の役割を与えることで戦略的に面接を進めることが出来ると考えているのです。では、以下でさらに具体的に自己紹介と自己PRの違いを説明していきます。

自己紹介の役割

自己紹介は分かりやすく言うと、自分の概要を伝える行為です。自己PRのように自分の優れた点を全面的にアピールするのではなく、これまでの経験や考え(性格)、人間性、価値観を簡潔に説明するのです。

 

また、私は自己紹介に2つの役割を与えています。1つは戦略(面接官をコントロール)、もう1つはすれ違い防止です。

戦略(面接官をコントロール)

私は自己紹介をする時、面接官から質問してほしい事柄を盛り込むようにしていました。アピールしたいことが2~3個あったとしたら、それらを自己紹介に加えていくイメージですね。

 

例えば、アピールしたいことが、

  1. 【アルバイトの経験】
  2. 【学生時代に学んだこと】
  3. 【行動的な自分】

の3つだとしたら、自己紹介を話す時は自分の名前等を伝えた後に、

  1. 現在は※※のアルバイトをしており、※※を任されて、※※のような仕事をしております。
  2. また、学生時代は○○について勉強をしており、将来的には○○のような仕事をしたいと思っております。
  3. 趣味はドライブなので、休日には友人とよく○○や○○に出掛けています。

などと盛り込んでいきます。

 

そうすることで、面接官からは、アルバイトについて大変だったことや、学生時代の勉強についてさらに詳しく知りたいと思ってもらえるでしょう。要するに面接官をうまく誘導してあげるのです。そう考えると、自己紹介で何を話すかが自然と決まってくるはず。もし何も思いつかない場合は『自己分析の方法』で自己分析をして、アピールポイントを絞り出しましょう。

すれ違い防止

面接官の中には、自己紹介と自己PRの認識を分けている人も多いです。このような面接官に対しては、「自己紹介をお願いします」と質問されて自己PRを言ってしまうのは好ましくありません。なぜなら、面接官から「この人は自己紹介のこと自己PRだと勘違いしている…」と思われてしまうからです。

 

面接では対人のコミュニケーション能力が試されています。求職者は面接官から、質問の意図をくみ取り、それに的確に答えられているかを見られているということですね。これは面接をする上でかなり基本的なことですが、同時にとても重要なことでもあります。

 

だからこそ、面接官とのすれ違いを防止するためにも、自己紹介を答える際の内容は自分の概要に留めるだけのほうがいいと思っています。

自己PRの役割

自己PRは分かりやすく言うと、面接官に自分が働く姿をイメージさせる行為です。やみくもに自分の一番アピールしたいことを言うのではなく、企業研究をし、企業の戦力となり得る自分のアピールポイントを見つけ出して伝えていきます。

 

いかに自分に、企業でやっていける能力(潜在能力)があるかを面接官に印象付けるのです。ただこの時、自分に能力があることを体験談を交えて具体的に伝えなければなりません。そのためにも、準備段階として自己分析という作業が必要となってきます。自己分析を含めた自己PRの作り方は『就活の面接でかなり使える自己PRの具体的な作り方』で紹介していくので、是非参考にしてみましょう。

良い自己紹介と悪い自己紹介の具体例

上記では自己紹介の役割を説明してきました。ただ、これらは実は特別なことではないんですよね。

 

お見合いや合コンのことを想像してみてください。きっと、初対面の人に自己紹介をする時は、アピールしたいことの片鱗を伝え、大まかに自分の概要を伝えると思います。かといって自己PRのように自分をアピールし過ぎることもないでしょう。万が一、自己PRのように「自分はこんなにすごいんだ」と言ってしまうとただの自慢話になって嫌われる可能性がありますからね。それと自己紹介は同じようなものだと私は考えています。

 

続いて、良い自己紹介と悪い自己紹介について説明していきましょう。具体的な文章を示しながら解説していくので、1つずつ見ていってください。

良い自己紹介の具体例

良い自己紹介というのは、上記の『自己紹介の役割』で書いたようなポイントを押さえたものです。自分がアピールしたい事柄を自己分析を通して見つけ出し、それを盛り込むのです。このように面接官に質問してほしいことを話題にすることで、面接を有利に進めていけるでしょう。では具体例を以下に書いていきます。モデルは大卒フリーターで、アピールポイントを【行動的な自分】【アルバイトの経験】【学生時代に学んだこと】の3つと仮定したものです。

 

良い自己紹介の具体例:

「○○ ○○(氏名)と申します。現在は※※のアルバイトをしており、※※を任されながら、※※のような仕事をしております。また、学生時代は○○について勉強をしており、将来的には○○のような仕事をしたいと思っております。趣味はドライブなので、休日には友人とよく○○や○○に出掛けています。本日はよろしくお願い致します」

 

この自己紹介はアピールしたいポイントから派生しているので、面接官から突っ込まれてもある程度は大丈夫なように出来ています。これが戦略的な視点から見た自己紹介の作り方です。

悪い自己紹介の具体例

悪い自己紹介というのは、話を広げられないものや、自ら墓穴を掘ってしまう(自分が不利になる)ようなものです。面接は嘘を付くのは良くないですが、正直に何でも言ってしまうのも考えものです。

 

そこで、ここからは私があまり良くないと思っている自己紹介を、具体例を交えて2つ紹介していきます。これらは私が就活の集団面接を経験する中で、選考に通らなかった人たちのものを一部参考にしています。

聞かれて不利になる話題の入った自己紹介

私が転職活動をしていた頃、集団面接で自ら自分の評価を下げてしまっている人物がいました。どういうことかというと、突っ込まれて質問されたら不利になってしまうような話題を、自己紹介で言ってしまったのです。そして、案の定面接官からは、どんどんと質問の嵐を喰らい、連続して墓穴を掘っていました。ちなみにこの人は新卒時に就職をしなかった既卒の方であり、自己紹介の内容は以下のようなものでした。

 

不利になる話題の入った自己紹介:

「○○ ○○と申します。私は新卒時にリース会社(1)を中心に受けておりました。しかし、約60社受けましたが内定をもらうことは出来ませんでした(2)。そこで、大学卒業時には専門性を付けようと思い立ち、簿記2級の資格(3)を取ることを決めました。しかし、それと同時に就職活動もしており、御社のような○○に貢献している企業を見つけ、志望させて頂きました。本日はよろしくお願い致します」

 

この後に面接官からされた質問:

  • 「うちの会社はリース会社とは違いますが大丈夫ですか?リース会社を受けたほうがいいのではないですか?」
  • 「60社も受けて本当に内定をもらうことは出来なかったのですか?」
  • 「結局簿記2級の資格を取ることは出来たのですか?もう取らないのですか?」

 

私はこの人の自己紹介を聞いていましたが、その場でとても心配になったほど。自己紹介で自分が不利になるようなことをふんだんに盛り込んでしまったがために、最終的に自滅してしまっていたのです。

 

(1)まず1つ目に、リース会社という、受けている面接の企業と全く別の業種を過去に志望していた事実。面接官がこれを知ってしまうと、「本当にうちの企業でいいのか?」と疑問に思ってしまうでしょう。そして、いざ入社したとしても満足出来ないのではないかと思われてしまっても不思議ではありませんね。

 

(2)また、2つ目に気になったのは、新卒の時の就活で全敗していた事実。本当だとしてもこれを聞けば、多くの企業から認められなかった人だというレッテルを貼られてしまうでしょう。マイナスのイメージが付いてしまうことは非常にもったいない。そのため、言わなくていいことは極力言わないほうが賢明です。

 

(3)3つ目については全くアピールにつながらない事柄です。この人は結局、「まだ簿記2級は取れていません」と自白していました。よく就活の本で、資格が取れていなくとも現在進行形で勉強をしていればそれがアピールになるようなことが書かれています。しかし、その効果は場合によって異なると思っています。この人の場合、資格を取るために就職をしなかったのに、結局資格を取っていない状態で就活を再開しています。これではすべてのことに対して中途半端にしか行動できないイメージが付いてしまうでしょう。この時、私は面接官の顔を見ていましたが、とても呆れた顔をしていました。

 

私はこの経験から、自己紹介にはマイナス要素になり得ることを入れないほうが良いと改めて感じました。本当のことを言ってありのままの自分を認めてもらいたいと思うこともあるかもしれませんが、注意はしたほうが良いです。

完全な自己PRになっている自己紹介

自己紹介と自己PRの違いについて』でも言及していますが、私は自己紹介を尋ねられているのに長々と自己PRをするのは良くないと思っています。

 

就活の面接では、自分をアピールすることは当たり前のことです。しかし、戦略的なことを考えれば、アピールしたいことの片鱗をいくつか撒いておけばいいのです。そうすれば自然と面接官は、あなたが望んでいる質問をしてくれます。

 

自己紹介は聞かれても、その後に自己PRを聞かれなかったらどうしよう?」と不安に思う人もいるようですが、あまり心配する必要はありません。なぜなら、面接官は常に役に立ってくれそうな人を探しているから。無論、役に立ちそうな人を見つけるためには、「あなたを採用したら当社にどんなメリットがありますか?」の類の質問をする必要が出てきますよね。そこが自己PRのチャンスです。

 

また、ほぼ確実に聞かれるであろう志望動機でも十分に自己PRをすることは可能なので、心配はいりません。志望動機の効果的な作り方は『面接で使える!志望動機を絞り出すための多角的企業研究』で書いているので参考にしてみてください。

まとめ

自己紹介は一番最初に聞かれやすい質問であり、話す内容によっては有利にも不利にもなります。ですが、このページを読んだあなたは面接を有利に進めていくための自己紹介がどんなものか理解したはず。

 

ポイントを改めてまとめると、

  1. 自己紹介にはアピールしたい事柄をいくつか盛り込む
  2. 不利になるような話題は盛り込まない
  3. 自己紹介を自己PRにしない

です。

 

面接の初期段階で負のイメージを持たれてしまうと途中で挽回をするのは難しいので、しっかりと対策をしておきましょう。

 

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