就活・転職をする時には必ず用意しなければならないのが履歴書です。しかし、この肝心な履歴書をどこで手に入れれば良いのか、どんなものを選べば良いのかを知らない人は案外多いと思います。
履歴書にはいくつかの種類、サイズ、形式があり、自分に合ったものを選ぶのが定石です。もし、自分に合ったものを選ばなければ記入に手こずってしまったり、空欄が目立つような事態に陥ってしまいます。
そこでこのページでは、履歴書の選び方から購入できる場所などについて詳しく紹介していきたいと思います。以下を読み進めていけば、きっと履歴書の種類を把握することが出来、さらに自分に相応しい履歴書を選択できるようになるでしょう。
履歴書の選び方
履歴書の選び方は、難しいようで意外と簡単です。なぜなら、どんな人がどんなタイプの履歴書を使うべきかはほぼパターン化しているからです。自分の立場を考えながら選んでいきましょう。
履歴書のサイズ
履歴書のサイズは「A4サイズ」と「B5サイズ」の2つしかないので分かりやすいと思います。では、それぞれ簡単に説明していきます。
A4サイズ(A4判・見開きA3)
通常、A4サイズと呼ばれている履歴書は、A3二つ折りの意味です。だいたい市販されているA4サイズの履歴書は上の画像のようになっています。
ちなみに、現在はどこの企業でもA4サイズの書類が一番馴染みが深いため、このA4サイズ(広げたらA3になるもの)の履歴書を選ぶと良いでしょう。
B5サイズ(B5判・見開きB4)
B5サイズのほうがA4サイズのものより小さいです。やはり、履歴書を選ぶ時はスタンダードで見やすいA4サイズのものにしたほうがいいでしょう。
履歴書のJIS規格・一般用・転職用の違い
履歴書にはいくつかの種類があり、それぞれで項目の数や内容が異なります。そのため、ここを間違えてしまうと、アピール力の弱い履歴書が完成されてしまうのです。だからしっかりと自分に適した履歴書を探すべき。
就活・転職をする際の履歴書には主に「JIS規格」「一般用」「転職用」の3種類が存在します。ではさっそく、それぞれを確認し、自分がどの種類の履歴書に相応しいかを考えていきましょう。
JIS規格
JIS規格は、国で定められた国家規格です。
【JIS|ジス】
Japanese Industrial Standard
日本工業規格の略称。鉱工業製品について日本の標準規格を定めたもの。規格を標準化し統一することにより、生産者は生産合理化、技術向上、コスト低下などの利益を得られ、消費者は信頼性、安定した価格などを得られる。
JIS|コトバンク
ただし、国家規格だからといって万人に適しているわけではないのです。JIS規格の履歴書には、職歴を書く欄が多いという特徴があります。そのため、職歴のない人や、第二新卒のように職歴が少ない人にはオススメできません。もし、大して職歴のない人がこのJIS規格のものを選んでしまうと、必然的に空欄が多くなってしまい、寂しい履歴書が出来上がってしまいます。
JIS規格の履歴書が向いているのは、ある程度社会人経験を踏んでいる人や職歴の数がそれなりにある人、職歴をアピール出来る人ですね。
一般用
一般用の履歴書の特徴は、JIS規格の履歴書よりも職歴の欄が少なく、代わりに自己PR・志望動機などの欄が大きく用意されていることです。そのため、職歴が多くない第二新卒・既卒・フリーター・ニート・高卒などに向いています。
転職用
転職用と言っても、JIS規格のものや一般用と大きな違いがあるわけではなく、職務経歴書がセットであったり、前職の退職理由を書く欄があったりと色々です。
履歴書を取り扱っているメーカー
履歴書には決まりきった型があるわけではないので、Excel等を使い自分で作成することも出来ますし、様々なメーカーが履歴書を販売したりしています。
【履歴書を取り扱っているメーカー】
- 文房具メーカーとして有名な「コクヨ株式会社」:履歴書用紙(楽天市場)
- 専門性のある「株式会社日本法令」:労務 履歴書(楽天市場)
- 印刷・ITを手掛ける「株式会社廣済堂」:勝つ履歴書(楽天市場)
- ジャポニカ学習帳も販売している「ショウワノート」:六度法履歴書(楽天市場)
など
挙げればキリがないので、履歴書は上に書いているような有名なメーカーのものを選べば間違いはないと思います。
履歴書の販売タイプ
履歴書には、色々な販売のされ方があります。そこまで重要なことではないが、参考程度に記しておきます。
履歴書は、履歴書単体が数枚~だけで販売されていたり、履歴書&職務経歴書セット、履歴書&封筒セット、写真用両面テープ付きのようなものもあります。私は履歴書単体で販売されているものを購入しましたが、状況によってはセットのものを使うほうがお得になることもあるので、知識として頭に入れておきましょう。
履歴書を手に入れる方法
履歴書は市販されているものを購入することで手に入りますが、その他にもインターネット上から無料でダウンロードすることも出来ます。以下、簡単に説明していきます。
文房具店などで購入する
履歴書は様々な場所で購入することが出来ます。例えば、文房具店(東急ハンズやLOFTなど)・ホームセンター(ケーヨーデイツーなど)・コンビニ・100円ショップなどです。
中にはコンビニで買う履歴書は良くないと思っている人もいるようですが、全く問題はありません。なぜなら、その履歴書はコンビニが作っているわけではないし、質が悪いということもないからです。もし心配ならばコンビニで売っている履歴書のメーカーを一度確認してみれば良いでしょう。
また、買いに行くのが嫌なら楽天やamazonなどのインターネット通販で取り寄せるのもおすすめです。
インターネット上で無料でダウンロードする
履歴書は必ずしも市販されているものを使う必要はないです。というのも、インターネット上には無料でダウンロードできる履歴書が多数あるから。それらをプリントして使っても特に問題はありません。例えば、求人系のホームページ上にはよく無料の履歴書が用意されていますね。
ここでは、簡単にダウンロードして使うことが出来るものだけを4つ紹介しています。他にもたくさんの無料ダウンロード可能な履歴書はありますが、中には無料登録をしなければダウンロード出来ないサイト(キャリアインデックス等)も存在します。自分が一番使いやすものを選択していきましょう。
注意点
履歴書を選ぶ時に1つ気を付けなければならないことがあります。それは、これから選考を受ける企業から履歴書を指定されていないかどうか確認することです。
サイズなどを指定されているにも関わらず、それに気付かず違った履歴書を使ってしまうと減点の対象になり兼ねません。注意しましょう。
まとめ
ここまで履歴書の選び方や手に入れる方法を記してきたので、改めて簡単にまとめてみます。
【履歴書の選び方】
- サイズ:A4・B5
- スタイル:JIS規格・一般用・転職用
- メーカー:コクヨ・日本法令・廣済堂・ショウワノートなど
【履歴書を手に入れる方法】
- 購入:文房具店・ホームセンター・コンビニ・100円ショップ・通販など
- 無料ダウンロード:ハローワーク・DODA・PROSEEKなど
また、職歴が少ない第二新卒・既卒・フリーター・ニート・高卒の人には、志望動機や自己PRの欄が設けらている廣済堂の勝つ履歴書(楽天市場)のような一般用の履歴書(A4サイズ)が使いやすくてオススメです。
このページに書いてある知識を押さえておけば、最適な履歴書を選ぶことが出来るはず。自分の経歴や状況をよく考えて、書きやすいものを入手し、大切な面接に備えましょう。