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志望動機が思いつかないときの整理法|型・具体例・補完策まとめ

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転職活動を始めて、履歴書や面接の準備に取りかかろうとしたとき、多くの人がつまずくのが「志望動機」です。

  • 志望動機なんて思いつかない
  • とりあえず「条件が合ったから」ではダメなのか
  • 嘘っぽいことを書いて、もし面接で突っ込まれたら困る

こうした戸惑いは珍しいものではなく、むしろ転職経験者の多くが一度は抱える悩みだと思います。

私も、どんな内容なら人事の方に響くのか、悩んで書けずにいた時期がありました。

 

しかし、大切なのは「立派な志望動機をひねり出すこと」ではなく、 自分が応募先に対してどんな期待や安心感を感じたのかを整理し、それを企業が理解しやすい形に変えることなんです。

 

この記事では、志望動機が思いつかない時の原因整理から、見つけ方のヒント、実際に使える型や具体例まで、順を追ってまとめていきます。

「何を書けばいいかわからない」状態から、「これなら自分の言葉で伝えられる」という段階へ進むための道筋を、一緒に確認していきましょう。

STEP1:志望動機が思いつかない原因を知る

「志望動機が思いつかない」と感じるとき、実は原因はいくつかに分けられます。まずは自分がどのパターンに当てはまるのかを知ることが、解決の第一歩です。

 

  1. 応募先への理解が浅い:求人票を見て「給与や勤務地が合っていたから」といった条件面で応募した場合、具体的に「なぜこの会社なのか」が浮かびにくくなります。情報が不足しているため、動機が言語化できないのです。
  2. 自分の軸がまだ整理できていない:「何をやりたいか」「どんな環境なら続けられるか」といった基準が曖昧だと、どんな会社に応募しても言葉がぼやけてしまいます。これは自己分析が不足しているサインです。
  3. 特別な理由がないと思い込んでいる:「本当にやりたいことじゃないし…」「立派な理由なんてないし…」と感じてしまうケースです。しかし企業が求めているのは、派手な夢や理想ではなく、働く上での期待や、自分に合っていそうな環境だという気持ちを素直に伝えることです。
  4. ネガティブな気持ちに引っ張られている:「前職が嫌だったから」「人間関係がしんどかったから」など、辞めた理由ばかりが頭を占めてしまうと、どうしても志望動機が前向きに言えなくなります。

 

志望動機が思いつかないのは「能力不足」ではなく、

  • 情報不足
  • 整理不足
  • 視点の偏り

が原因であることが多いです。

 

この段階で自分のつまずきポイントを知っておくと、次のステップ(自己分析や情報収集)を進めやすくなります。

STEP2:志望動機を見つけるヒント

志望動機は、ゼロから突然「完璧な言葉」を作ろうとすると行き詰まりやすいものです。

むしろ、自分の経験・考え・応募先の情報を少しずつ重ねていくことで、自然と形が見えてきます。

 

ここでは、そのためのヒントを整理します。

1. 自分の過去からヒントを探す

「立派な志望動機」を無理に作ろうとする必要はありません。

まずは、「なぜこの会社がいいのか」という理由を、自分の経験や気持ちから掘り起こすことが大切です。

 

たとえば、これまでの仕事や学校生活で、どんなときにやりがいを感じたかを振り返ってみましょう。

  • 数字を扱うのが得意だった → 事務や経理の仕事につながる
  • 人から「ありがとう」と言われる経験が嬉しかった → 接客やサポート職で活かせる
  • 新しいツールや操作を覚えるのが早かった → ITサポートや事務の効率化業務に活かせる
  • コツコツ繰り返す作業を任されていた → データ入力や品質管理など、正確さを重視する仕事に合う
  • 人に教える場面で「わかりやすい」と言われた → 教育・研修やマニュアル作成の仕事につながる
  • イベントやチーム作業の段取りを考えるのが好きだった → 営業サポート、企画、進行管理などで活かせる
  • トラブルが起きたときに落ち着いて対応できた → コールセンターやカスタマーサポートで評価されやすい

こうした小さな経験が、志望動機の“核”になります。

2. ネガティブな感情を肯定する(自己分析の裏ワザ)

真面目な人ほど、ネガティブな退職理由(例:給料が安い、人間関係が悪い)を隠そうとして、志望動機で行き詰まってしまいます。

しかし、そのネガティブこそが志望動機の材料になります。

 

ネガティブな退職理由をポジティブな志望動機に変換する例

  • 「残業が多くて生活が辛かった」→「効率的な働き方が徹底され、限られた時間で成果を出す環境に魅力を感じた」
  • 「正当に評価されなかった」→「成果主義の環境で、自分の努力と成長が正当に評価される点に魅力を感じた」
  • 「事業の将来性が不安だった」→「成長市場に事業を展開する会社で、未来をつくる仕事に携わりたい」
  • 「マニュアルがなく、常に手探りで不安だった」→「体系的な研修制度やマニュアルが整っている環境で、基礎から着実に学び、成長していきたい」
  • 「仕事内容が単調でスキルが伸びないと感じた」→「幅広い業務に挑戦できる御社の環境で、新しい経験を積み重ねながらスキルアップしていきたい」
  • 「上司や同僚と相談しにくく孤立してしまった」→「チームで協力しながら成果を目指す御社の風土に魅力を感じ、自分も積極的に関わっていきたい」
  • 「評価基準が不透明で、自分の成長が実感できなかった」→「キャリアステップや評価制度が明確な御社で、自分の努力を成果につなげていきたい」
  • 「会社の方向性と自分の希望が合わなかった」→「御社の事業内容や将来ビジョンに強く共感しており、自分の力を長期的に活かしていきたい」

小さな「好き」「嫌だ」という感情を整理していくと、自分にとって納得できる志望動機の方向性が見えてきます。

3. 企業の情報からヒントを拾う

志望動機が思いつかないとき、多くの場合は「企業がどんな人物を求めているか」が自分の中で整理できていないことが原因です。

求人票や公式サイトの「求める人材像」「私たちの使命」といったページには、企業の本音が隠れています。

そこに書かれているキーワードに対して、過去の自分の経験との接点を探しましょう。

  • 企業「チームワークを重視する人材」→ 自分「前職で部門間の調整を任され、トラブルを解決した経験」
  • 企業「新しい挑戦を歓迎する文化」→ 自分「未経験ながら資格取得に挑戦して合格した経験」
  • 企業「挑戦を恐れない人材」→ 自分「未経験の業務を任されたとき、まず調べて小さく実践し、徐々に成果を出した経験がある」
  • 企業「誠実に顧客と向き合える人」→ 自分「アルバイトでクレーム対応をした際、最後まで丁寧に説明したことで『ありがとう』と感謝された経験がある」
  • 企業「数字に強い人材」→ 自分「前職で売上データの集計を担当し、ミスを減らす工夫をした結果、業務効率が上がった経験がある」
  • 企業「変化に柔軟に対応できる人」→ 自分「人員不足で急なシフト変更があった際も、自分の予定を調整して対応した経験がある」
  • 企業「チームで成果を上げる人材」→ 自分「部活やゼミ活動で役割分担を工夫し、全体の成果を高めた経験がある」
  • 企業「継続的に学び続けられる人」→ 自分「資格試験の勉強を少しずつ継続し、合格した経験がある」
  • 企業「ホスピタリティを持って働ける人」→ 自分「飲食店で接客をした際、常連のお客様から『あなたがいると安心する』と言われた経験がある」

こうした接点は、そのまま志望動機の根拠に使えます。

 

「なぜこの会社を選んだのか」を考えるとき、給与や勤務地だけでなく「共感ポイント」を見つけることが大切です。

4. 将来の方向性から逆算する

志望動機は「今この瞬間にやりたいこと」だけでなく、「将来どうなりたいか」から逆算して考えるのも有効です。

たとえば、次のように考えてみましょう。

 

この仕事を通じて「どんな力をつけたいか」

  • コミュニケーション力を伸ばしたい
  • マネジメント経験を積みたい
  • 専門スキルを身につけたい

 

将来的に「どんな働き方をしていたいか」

  • 安定した環境で長く働きたい
  • リーダーとして人をまとめたい
  • 柔軟な働き方で家庭と両立したい

 

そのために、今どんな環境でスタートを切るのが良いか

→志望動機の中で「学びたいこと」「成長したい方向性」と企業の制度や環境を結び付ける。

 

具体例↓

  • 「今は未経験だが、接客を通じてチームで協力する働き方を経験し、人との関わり方を磨きたい」→ 将来的に営業やマネジメントに進む土台になる。
  • 「事務職として正確性や効率性を磨き、将来的には業務改善や後輩育成にも挑戦したい」→ ただの“今やりたいこと”ではなく、キャリアを伸ばしていきたい姿勢が伝わる。
  • 「成長産業に関わることで、新しい知識を身につけながら、自分の市場価値を上げていきたい」→ 自分の成長意欲を企業の将来性と重ねられる。
  • 「営業事務としてサポート業務を経験し、ゆくゆくは営業担当の業務改善や提案の支援にまで関わりたい」→ 裏方からスタートしても、将来的に全体を支える視点を育てたいという姿勢が伝わる。
  • 「製造業の現場で品質管理を学び、将来的には生産効率や安全性の改善に携わりたい」→ 単なる作業者ではなく、改善や仕組みづくりに目を向けている点が評価されやすい。
  • 「コールセンターで顧客対応の基礎を積み、将来的にはマニュアル作成や後輩育成にも挑戦したい」→ 一見シンプルな仕事からでも、教育や仕組み化への発展を描いている。
  • 「広報やSNS運用の補助を経験し、将来的には企画や発信をリードできる立場を目指したい」→ 初期は補助業務でも、長期的にスキルを活かして発展できる未来を描いている。

ポイントは、「立派な将来像を語る必要はない」ということ。

小さくても具体的な“次の一歩”を見せることで、「この人は継続的に成長していきそうだ」と企業に伝わります。

STEP3:志望動機の型と作り方

志望動機の作り方は慣れてしまえば意外とシンプルです。

基本の型を押さえて、拾ったヒントを整理して文章に落とし込むだけで十分。

 

志望動機は、以下の3つをつなげれば形になります。

【自分の姿勢や強み】+【応募理由】+【入社後の貢献】

【応募理由】+【自分の姿勢や強み】+【入社後の貢献】の順番でもOK)

  • 自分の姿勢や強み:これまでの経験や価値観から、どんな姿勢で働きたいか
  • 応募理由:なぜこの会社に興味を持ったのか
  • 入社後の貢献:その会社でどう役立ちたいか

 

志望動機のNG例とOK例の比較

【志望動機のNG例(ありがちな書き方)】

御社の事業内容に魅力を感じ、志望しました。自分の強みを活かして頑張りたいです。

→ 書いている本人はまじめでも、抽象的で誰にでも当てはまる内容に見えてしまう。

 

【志望動機のOK例(型に沿った修正版)】

【自分の姿勢や強み】前職では接客を通じて、お客様の声を丁寧に受け止めるために、日々の応対後にご要望や不満点をメモしてチームで共有し、改善案を考えることを続けてきました。その結果、対応の精度が上がり、リピーターのお客様から感謝の言葉をいただけることも増えました。

【応募理由】この経験から、御社が重視されている『顧客満足度の向上』という理念に強く共感しています。

【入社後の貢献】入社後は、こうしたフィードバックの活用や丁寧な報連相を徹底し、チームの一員としてお客様の信頼をさらに積み重ねていきたいと考えています。

→ 「なぜ応募したか」「どんな強みがあるか」「どう役立つか」が整理されていて説得力が増している。

 

【志望動機のOK例(具体例1)】

【自分の姿勢や強み】前職では、営業サポートとして受注データの入力や顧客対応を担当していました。その際、入力ルールを分かりやすくまとめ直したことで、チーム全体の作業ミスが減り、上司からも感謝された経験があります。

【応募理由】御社の求人票を拝見し、正確性や報連相を重視されている点に強く共感しました。

【入社後の貢献】これまでの経験を活かしつつ、ミスを防ぐ工夫やチームの連携を支える取り組みで貢献していきたいと考えています。

【志望動機のOK例(具体例2)】

【自分の姿勢や強み】私は、学生時代からランニングを日課にしており、雨の日でも1日30分の運動を続けてきました。結果として、3年間で1,000日以上の継続を達成しました。この経験を通じて、すぐに成果が出ないことでも、習慣化して取り組む力を身につけられたと感じています。

【応募理由】御社の求人では「未経験からでもコツコツ努力できる人」を歓迎されている点に惹かれました。

【入社後の貢献】これまで培った継続力を活かし、日々の業務を丁寧に積み重ね、チームに貢献していきたいと考えています。

【志望動機のOK例(具体例3)】

【自分の姿勢や強み】前職では物流倉庫での仕分け作業を担当し、1日中立ち仕事や重量物の運搬に取り組んでいました。夏場の暑さや繁忙期の長時間勤務でも体調を崩さず、安定したパフォーマンスを維持できたのは、自分の強みだと感じています。

【応募理由】御社の求人には「現場での粘り強さ」や「体力を活かしたチームワーク」が求められており、自分の経験を活かせる環境だと考えました。

【入社後の貢献】入社後は、持ち前の体力と集中力で安定して業務をこなし、仲間の負担を減らすことでチーム全体の成果に貢献していきたいです。

 

志望動機を作る3ステップ
  • 拾う
    自己分析や企業研究で出てきたキーワードやエピソードをメモする。
    例:「人に感謝される経験が嬉しかった」「研修制度に安心感を覚えた」
  • 整理する
    「自分の姿勢・強み」「応募理由」「入社後の貢献」のどこに当てはまるか仕分けする。
  • 言葉にする
    3つを1〜2文ずつつなげて文章にする。完璧に書こうとせず、シンプルにまとめるのがコツ。

STEP4:具体例でイメージをつかむ

志望動機は「型」で整理しても、実際にどんな言い方をすればいいか想像がつかないと手が止まりがちです。

 

ここでは、状況別のサンプルを紹介します。自分の経験や状況に近い例を参考にしながら、言葉を調整してみてください。

未経験職種への志望動機例

【自分の姿勢や強み】前職では飲食業で接客を経験しました。お客様から直接感謝の言葉をいただけることにやりがいを感じ、その経験を通じて“正確さや丁寧さ”を活かせる事務職に挑戦したいと考えています。

【応募理由】その中でも、御社の研修制度やサポート体制が整っている点に魅力を感じています。

【入社後の貢献】まずは基礎をしっかり身につけ、将来的にはチームの業務効率化や円滑な運営に貢献できるよう努めたいと考えています。

ブランクありからの志望動機例

【自分の姿勢や強み+応募理由】家庭の事情で一時的に離職しましたが、その間に生活リズムを整えつつ、業界の動向を学ぶ時間を持ちました。以前の職場で培った基本的な事務スキルを活かせる環境を探していたところ、御社の業務内容と研修体制に魅力を感じています。

【入社後の貢献】入社後は、まずは基本業務を正確に遂行することを第一に取り組み、徐々に効率化や周囲のサポートにも貢献できるよう成長していきたいと考えています。ブランクがある分、新しいことを柔軟に吸収し、前向きに力を発揮していきたいです。

第二新卒・早期退職からの志望動機例

【自分の姿勢や強み】前職では販売職としてお客様と接する中で、会話を通じてニーズを把握し、売り場の改善提案を行う経験を積みました。お客様から「便利になった」「助かった」と直接声をいただけたことに、大きなやりがいを感じていました。

【応募理由】その経験から、相手の課題を聞き取り、解決につなげる営業の仕事に強く関心を持つようになりました。

【入社後の貢献】御社の営業職では、この傾聴力と提案力を活かしながら、お客様の課題解決に貢献していきたいと考えています。

汎用性の高い志望動機サンプル(事務/営業/接客)

事務職の場合

【自分の姿勢や強み】前職では、営業部門から依頼されるデータ整理や文書作成を担当していました。数字のチェックや誤字脱字の確認を徹底し、提出前の資料を整える役割を任されることが多くありました。

【応募理由】その経験から、コツコツ正確に取り組む作業にやりがいを感じています。

【入社後の貢献】御社の事務職では、この正確さを活かしながら、チームが安心して業務に集中できるよう支えていきたいと考えています。

【営業職の場合】

【自分の姿勢や強み】アパレルのアルバイトで接客をしていた際、お客様の要望を丁寧に聞き取り、在庫や条件に応じて代替案を提案することを心がけてきました。実際に「ありがとう、助かったよ」と言っていただける場面が多く、課題を解決できたときに強いやりがいを感じました。

【応募理由】その経験から、御社の営業職でも相手の状況やニーズを丁寧に把握し、最適な提案につなげていきたいと考えています。

【入社後の貢献】短期的な成果だけでなく、継続的な信頼関係を築くことで、長期的に御社の事業に貢献していきたいです。

【接客職の場合】

【自分の姿勢や強み】人と接することが好きで、前職ではお客様から「話をしやすい」「丁寧に対応してくれて助かる」と声をいただくことがありました。その経験を通じて、相手の立場に立って耳を傾ける姿勢を大切にしてきました。

【応募理由】そこで、御社が地域に根ざしたサービスを展開し、リピーターのお客様が多い点に大きな魅力を感じています。

【入社後の貢献】御社の接客業務でも、丁寧な対応と小さな気配りを積み重ね、お客様との信頼関係を大切にしたサービス環境づくりに貢献したいと考えています。

 

こうした具体例は「そのまま使う」のではなく、自分の経験や状況に置き換えてカスタマイズするのがポイントです。

STEP5:面接で突っ込まれないための工夫

「暗記」ではなく「キーワード」を押さえる

志望動機や自己PRを丸暗記すると、少し質問の角度を変えられただけで答えに詰まってしまいます。

大切なのは「キーワード」を押さえること。

 

たとえば

  • 強み = 継続力
  • 応募理由 = 研修制度に共感
  • 入社後 = 顧客対応で貢献

というように、柱だけ覚えておけば応用が効きます。

自然な会話として伝えられるので、印象も良くなります。

「御社に貢献する姿勢」を必ず添える

自分の経験や強みを話すだけだと、「この人は自分のことばかり考えている」と受け取られかねません。

 

そこで、必ず「御社でどう役立てるか」を一文添えるのがポイントです。

  • 「接客経験を活かして、御社のお客様に安心してご利用いただける対応をしたい」
  • 「事務スキルを活かし、チーム全体の業務を円滑に進めるサポートをしたい」

このひと手間で、志望動機が「自分本位」から「貢献型」に変わります。

資格・学習アピールの注意点

資格や勉強については、取得済みでなければ過度にアピールしない方が無難です。

資格を持っていないのに、「やってます!」と強調するのは逆効果になることも。

 

代わりに、アピール材料にしたいのであれば、努力の継続や姿勢を見せる言い方が効果的です。

  • 「資格はまだ取得していませんが、週2回オンライン講座で学び続けています」
  • 「業務に必要なPCスキルを強化するため、毎日30分練習を続けています」

企業は「完了した実績」だけでなく、「これから伸ばせる姿勢」も見ています。

STEP6:一人で考えきれないときの補完策

自己PRや志望動機は「客観視」が難しい

自己分析や書類作成は、一人で進めているとどうしても視野が狭くなります。

「強みが見つからない」「志望動機がしっくりこない」と悩むのは、自分の中に材料が足りないからではなく、一人では気づきにくい部分があるからです。

 

自分の経験を振り返るとき、どうしても「できなかったこと」「うまくいかなかったこと」に目が向きやすくなります。

逆に、小さな成功や努力の積み重ねは、本人にとって当たり前すぎて見落とされがちです。

 

そのまま無理に答えを作ろうとすると、表面的な言葉を並べるだけになり、どこか他人事のような自己PRや、説得力に欠ける志望動機になってしまいます。

だからこそ、第三者の視点を取り入れて、自分では気づけない強みやエピソードを掘り起こすことや、文章を評価してもらうことが大切になってくるのです。

エージェントのサポートで「伝えきれない部分」を補える

転職エージェントを利用すると、書類の添削や面接練習だけでなく、企業とのやり取りであなたの背景を補足してくれることがあります。

 

たとえば、応募先企業に対して「この方はこういう強みを持っていて、こういう点を意欲的に学ぼうとしています」というような情報を、担当者が事前に伝えてくれることがあります。

これは、応募書類や面接だけでは見えにくい「人柄や姿勢」を補足する役割を果たします。

 

自分の言葉だけでは不安な部分も、別角度からフォローしてもらうことで、採用担当者により正確かつプラスの印象を与えられます。これがエージェントを使う大きなメリットです。

書類添削・面接練習で自分の言葉を磨ける

エージェントは、履歴書や職務経歴書の添削、面接の模擬練習までフォローしてくれます。

 

自分では「これで十分かな」と思っていた表現も、第三者の目から見ると

  • 抽象的すぎる
  • 強みが伝わりにくい

と気づくことが多いものです。

 

そうしたポイントを的確に指摘してもらえるため、独学で何度も書き直すよりもずっと効率的に改善できます。

 

また、練習を重ねるうちに「この言い回しなら自然に伝わる」と自分でも納得できる表現が見えてきます。

その結果、本番の面接では暗記したセリフではなく、自分の言葉で落ち着いて話せるようになるのです。

転職エージェントをうまく活用しよう

自分一人ではなく、サポートも使いながら入念に準備したい人は、転職支援に強いエージェントを使うのが近道です。

 

書類の添削や面接対策はもちろん、企業に合わせた「伝え方の工夫」まで一緒に考えてくれます。

UZUZ(ウズウズ)

  • 特徴:既卒・第二新卒・フリーター・ニート経験者など、ブランクがある人の支援にも特化。
  • サポート:書類添削・模擬面接・キャリアカウンセリングなど徹底的にサポート。1人あたり20時間以上かけてしてくれる丁寧さが特徴。
  • おすすめする人:「ブランクが長い」「早期退職で自信を失った」という人。

\UZUZを利用してみる/

ハタラクティブ

  • 特徴:未経験から正社員を目指す20代向け。大手企業や上場企業とも取引があり、紹介できる求人数も幅広い。
  • サポート:応募者の「やる気」や「人柄」を重視して企業にアピールしてくれるため、経験が少なくても内定が出やすい。
  • おすすめする人:「正社員経験がほぼない」「社会人として一からやり直したい」という人。

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第二新卒エージェントneo

  • 特徴:入社1〜3年で転職を考える「第二新卒」をメインにサポート。
  • サポート:企業とのマッチングに力を入れており、ブラック企業を除外する仕組みも整っている。
  • おすすめする人:「前職を早期退職したけど、次は長く働きたい」という人。
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最後に

志望動機がすぐに思い浮かばないのは、ごく普通のことです。

多くの人が「どう書けばいいかわからない」と迷いながら進めています。

 

ただし、やみくもに考え込むよりも、

  • 企業や自分の過去から材料を探す
  • 志望動機の型に当てはめる
  • 客観的な視点で整える

といった流れで進めたほうが、形にしやすいです。

 

そして一人で悩み続けるより、第三者に見てもらったほうが圧倒的に早いです。

転職エージェントを使えば、志望動機や自己PRの添削、面接対策までサポートしてくれます。

「最初の一歩が不安」という段階でも相談できるので、まずは気軽に登録してみましょう。